フッ素(フッ化物)はいつ頃から塗ってもらったら良いの?
こんにちは。
鳥取市の歯医者「かすやファミリー歯科」院長の加須屋です。
この度から皆さんの気になる事や、お口の情報(知識)を発信していきたいと思います。
本日は、お子さんがいらっしゃる親御さんがよく気になる、フッ素(フッ化物)についてご説明します。
まず最初に答えを言いますと
『フッ素(フッ化物)は生えたての歯の方が取り込まれやすいため、乳歯が生えてくる1歳頃から塗ってもらい、乳歯の奥歯が生えるに応じて3〜4ヶ月ごとに塗布すると効果的です』
それではフッ素(フッ化物)の効果についてご説明します。
フッ素(フッ化物)の効果
①歯を修復する「再石灰化」を促進する
再石灰化は、健全な歯の表面が脱灰したときに起きる現象です。
フッ化物の作用で、再石灰化が促進され、初期う蝕が修復されやすくなります。
②歯が解ける「脱灰」を抑える
高濃度フッ素で歯の表面にフッ化カルシウムが形成され、徐々にエナメル質表面でフルオロアパタイトという脱灰しにくい物質に置き換わります。
③細菌による「酸」の酸性を抑える
細菌内にフッ化物が入り込むことで、細菌の代謝を抑制して糖を分解して酸を産生する作用を抑えます。
これにより、歯の脱灰を防ぎます。
このようにフッ素は虫歯予防に効果的ですので、ぜひ定期的なフッ素塗布をおすすめします。
当院では0歳児からの定期検診を行っていますので、気になることは何でもご相談ください。
次回は歯磨き粉のフッ素濃度についても投稿させて頂きます。
鳥取市で歯医者をお探しなら
かすやファミリー歯科
院長 加須屋 浩
投稿者: